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株式会社 菊水製作所

 株式会社 菊水製作所は1910年に創業し、本年で110周年を迎えました。京都に本社を構える粉体処理装置メーカとして、日々医薬品製造に係る装置を扱っています。
 取り扱っている機種は、混合機、整粒機、造粒機など、成形の前段階の粉体処理から、粉を固める粉末成形機、成形後のタブレットに処理をする糖衣機、コーティング機など、粉末処理にまつわる一連の装置を開発・製造・販売しています。また最近では、カプセル充填機、錠剤印刷機などの取り扱いも開始しました。中でも粉末成形機、いわゆる錠剤機と呼ばれる機械が弊社の主力機です。

 また、弊社では錠剤機の開発だけでなく、医薬品製造工程における連続生産システムの研究にも取り組み、医薬品製造工程の秤量・混合から、打錠、粉取り、検査までを連続して行う連続生産システム『PTOLEMY SYSTEM』を開発しました。本システムは、粉末を安定供給する定量フィーダ『POLARIS』、垂直混合と水平混合を組み合わせることで主薬の混合を促進する『CRATER・ARIES』、連続的な全量モニタリングを行い、20g程度の混合粉末毎の少量排除が可能なNIR測定・排除ユニット『SPICA』、AQUARIUSG-Jなどの錠剤機、1錠ずつ順番・表裏・位置関係を維持したまま搬送し、整列状態の搬送錠剤を連続的に検査できる錠剤整列搬送装置『AURIGA』までを接続したものです。
 この装置一つで原料の秤量・混合から、打錠、粉取り、検査までを連続して行うことができ、更に現在弊社錠剤機をご使用頂いている場合、既存設備に装置を追加することで連続生産システムの構築が可能となっており、すべての装置を新規導入する必要がない点もこのシステムの大きな特徴の一つといえます。
 スケールアップ不要、開発・製造時間短縮やコスト削減、製造スペースのスマート化など、多くのメリットをもたらす次世代型連続生産システムでございます。もしご興味をお持ち頂けましたら、弊社担当営業にお問い合わせ頂けますと幸いです。

 近年は粉体処理装置の開発だけでなく、粉体成形にまつわる講演会や研修会にも力を入れています。
 2014年に発足した弊社主催の講演会『製剤テクニカルセミナ』もお陰さまで第6回目を迎えました。“粉体技術・成形技術・製剤化技術についての最先端の情報提供”を主軸としてスタートしたこの講演会は、お陰様で毎年ご好評頂き、年を追うごとに規模を拡大して開催することが出来ています。
 今年はセミナのテーマを“令和の新製剤技術”と題し、大学の先生方や製薬メーカの方等、各界でご活躍の講師の方をお招きして講義をしていただき、講演会の最後には講演テーマを軸にしたパネルディスカッションも開催されました。次回以降の開催については未定ですが、開催となった際には、ジェネリックメーカの皆様に是非ご参加頂きたくお願い申し上げます。

 また、錠剤機を取り扱うことに関して歴の浅い方々を対象とした『新人教育研修会』も2016年に始動致しました。この会をはじめたきっかけは、ジェネリックメーカ様からのご要望です。ジェネリック業界のメーカ様から「オペレータ研修が追いつかない」とのお声を聞き、そんなお悩みを解消する一助になればとの思いから、錠剤機の取り扱いについての基礎講座・実習をメインとした研修会を発足させました。この研修会では、少人数グループに別れ、実際に錠剤機に触れて学んでいただけるので、より実践的で活きた情報をお伝え出来る会となっております。
 実習というこの研修会の特性上、大人数のご予約を承ることが出来ないのが課題点ではございますが、こちらの研修会も、より多くのみなさまのお役に立てるような研修会として根付いていくことが出来ればと願っております。

 このように弊社では、今後もより良い機械の開発に力を入れて行くことはもちろん、オペレータ教育や粉体技術に関する情報提供など、ソフト面での貢献にも力を入れて行きたいと考えております。
 お客様の細かなご要望にオーダーメイドでお応えしていく、創業百余年の経験と技術力を備えていることが弊社の強みです。すべては、皆さまから頂くご意見・ご要望あってこそです。お気付きの点など、なんでもご相談頂けますと幸甚に存じます。
 今後とも、弊社 菊水製作所を何卒よろしくお願い申し上げます。

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